私がコーチング研修で学んだ、人を理解する力とは
キャリア支援の仕事をしている中で、私はこれまで様々な研修を受けてきましたが、特に印象に残っているのが 「コーチングスキル」 を学んだときのことです。
その研修では、
“相手の立場に立って物事を考えることが、部下育成の原点である”
ということを強く教えられました。
実際、どれほど優れた仕組みや指示があっても、
“人が理解されていると感じる”ことがなければ、職場はうまく回りません。
相手の気持ちを想像し、寄り添う姿勢なのです。
コーチング研修で気づいた大切なこと
—「自分目線」では部下は育たない—
研修の中で特に印象的だったのが、
「相手に関する質問を、まず自分自身にしてみる」
という内容でした。
上司やリーダーは、どうしても自分の立場や責任感が前に出やすくなります。
しかし、部下だって背景や思いを抱えて働いている存在。
その“個々の違い”に気付けなければ、
いくら正しい指示を出しても育成につながらない——
そんなことを改めて実感しました。
相手の立場に立つための“自己質問リスト”
—まずは想像することから始める—
研修では、次のような質問を自分に投げかけるワークがありました。
これが想像以上に深い気づきを与えてくれます。
- 朝、どんな気持ちで出社しているのだろう?
- 会社に何を期待しているのか?
- 家族とはどんな関係で、どんな生活をしているのか?
- 自分の仕事に満足しているだろうか?
- 職場の人間関係で悩んでいないだろうか?
- プライベートで心配事はないだろうか?
- 今の待遇に満足しているのだろうか?
- モチベーション維持のためにどんな工夫をしているのだろう?
- 人生で一番大切にしていること、一番楽しみにしていることは?
これらの問いを自分に投げかけることで、
“同じ指示でも、受け取り方は相手によって違う”
という当たり前のことを、より深く実感できました。
その気づきこそが、
部下への理解を育てる「コーチングマインド」だったのです。
相手を理解しようとする姿勢が、職場を変える
部下を理解するという姿勢は、目に見えないところで職場を変えていきます。
- 指示の伝わり方が柔らかくなる
- 部下が相談しやすくなり、問題が早期に解決する
- 信頼関係が深まり離職を防ぐ
- 部下の成長速度が上がり、チームの生産性が高まる
- 場の空気が良くなり、組織が前向きに動き出す
これは、テクニックではありません。
理解しようとする“姿勢そのもの”が影響を与えるのです。
私自身、コーチング研修でこの感覚を学び、その後のサポートにも大きく活かされています。
“育てる立場の自分”を動かすことから始めよう
部下育成で最初に変わるべきは、部下ではなく 自分。
これは研修で強く言われた言葉です。
相手を理解する姿勢をもつことで、
必要な指導やフィードバックも、より適切な形で届けられるようになります。
- 相手を知ろうとする
- 相手の背景を想像する
- 相手の気持ちに寄り添う
この積み重ねが、結果として
部下が育ち、組織が育つ土台になります。
コーチングはテクニックではなく“理解しようとする心”から始まる
私が研修で学んだ最も大きな学びは、
「人は理解されて初めて動き出す」
ということでした。
部下育成で悩む管理職・経営者の方こそ、
まずは小さな一歩として、今日から
“部下の立場に立って自分に問いかける”
ことを習慣にしてみてください。
その姿勢こそが、
部下の心をひらき、組織を動かし、
結果として育成力を大きく高める力になります。

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