人生の転機は“終わり”から始まる?

ツール

仕事を辞める、転職を考える、家族の変化が起きる…
人生には、予期せぬ「転機」が訪れることがあります。

その瞬間、
「次、どうしていけばいいんだろう…?」
と不安や迷いを感じるのは、とても自然なこと。

これは、前回ブログで紹介した「クランボルツの偶発性理論」と同じく、
“人生の転機”を前向きに捉えるための大切な理論のひとつです。


ブリッジズは、人生の変化をただの出来事として捉えるのではなく、
その裏側で起きている “心理的な変化のプロセス” に注目しました。

彼は人生の転機を、次の3つの段階に分けて説明しています。


変化はいつも“終わり”から始まります。

例えば…

  • 仕事を辞めた
  • 子育てが一段落した
  • 役割が変わった
  • 長年の習慣や人間関係が変わった

こうした「終わり」は、嬉しいことよりも、寂しさ・不安・喪失感が伴うことが多いもの。

でもブリッジズは言います。

「終わりは悪いことではない。新しい始まりのための準備である。」

終わりをしっかり認識し、手放すことで、次のステップへと向かう準備ができます。


終わりを迎えると、多くの人が迷いや不安を感じる“空白期”に入ります。
これがトランジションの真ん中にある 「ニュートラルゾーン」

ここは…

  • ぼんやりしてしまう
  • 何をしたいかわからない
  • 焦る気持ちがある
  • ゆっくり休みたくなる
  • 方向性を探している

といった、心が揺れ動く時期。

しかし、実はこの期間こそが、次のスタートに欠かせない大切な時間です。

例えるなら、土に水を吸収させるような時期。
急がず焦らず、“心の休息”を許してあげましょう。


ニュートラルな空白期を経て、少しずつ「次へ進みたい」という気持ちが生まれます。

  • 新しい仕事を始める
  • 生き方の方向性が見え始める
  • 新しい人間関係ができる
  • 好きなことに挑戦したくなる

こうした前向きなエネルギーが、自然と湧き出てくる段階。
“始まり”は決して急に現れるのではなく、ゆっくりと訪れます。

実際、ブリッジズはこう言っています。

「人生は終わりと始まりの連続である。」

この始まりは、あなた自身が経験し、乗り越えてきたことから生まれていくのです。


ここで少し、ご自身の人生を振り返ってみませんか?

人生の変化には波があり、
その波に寄り添うように心もゆっくり変化しています。

迷い・焦り・不安があっても大丈夫。
それは“次のステージへ行くサイン”なのです。


キャリア相談でも、この理論はとても役立ちます。

  • 「転職したいけどモヤモヤする」
  • 「辞めた後が不安」
  • 「ブランク期間が怖い」

そんな相談の背景には、この3段階のどこかにいる心理があります。

それを一緒に整理するだけで、気持ちが軽くなり方針が見えてきます。

特に、

これらを一緒に整理することで、安心して前に進めるようになるのです。


変化の時期は、心がざわつくものです。

トランジション理論を知ることで、
人生の転機を怖がるのではなく、
“自然な心の流れ”としてやさしく理解できるようになります。

どうか、今のあなたの場所を大切にしてください。

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