「やりたいことが分からない…」から始める自己分析
〜“ありのままの自分”に気づくことで、就活は少しラクになる〜
27年卒の就職活動も、いよいよ本格化してきました。
インターン参加や企業研究を進める学生も増える一方で、
「何がやりたいのか分からない」
「そもそも自分に向いている仕事が分からない」
「企業を探したいのに、軸がなくて動けない」
そんな声も本当に多く聞きます。
でも実は、それは特別なことではありません。
むしろ、最初から「やりたいこと」が明確な人の方が少ないのかもしれません。
だからこそ大切なのは、
いきなり“正解の仕事”を探そうとするのではなく、
まずは「自分自身を知ること」。
自己分析というと難しく感じる学生もいますが、特別なものではなく、
“今までの自分を丁寧に振り返る時間”だと思っています。
実は、自分が惹かれる仕事や地域、働き方には、これまでの経験や感情が深く関係していることも多いのです。
「なぜその地域なの?」に答えられますか?
例えば、
「地元で働きたい」
「東京に出たい」
「空港関係で働きたい」
「人と関わる仕事がしたい」
そう思った時、
“なぜそう思うのか”まで考えたことはあるでしょうか。
・小さい頃から空港へ行くのが好きだった
・親の転勤で色々な土地を経験した
・地元の安心感が好きだった
・旅行先で出会った人に憧れた
・誰かに助けてもらった経験が忘れられない
そんな過去の経験が、実は今の価値観につながっていることがあります。
でも本人は、それを「ただ好きなだけ」と思っていて、気づいていないことも多いのです。
自己分析は「すごい経験探し」ではない
自己分析というと、
「学生時代に頑張ったことを作らなきゃ」
「特別な経験が必要」
と思ってしまう学生もいます。
でも、本当に大切なのは“経験の大きさ”ではありません。
・なぜ嬉しかったのか
・なぜ悔しかったのか
・どんな時に頑張れたのか
・どんな環境が心地よかったのか
その感情の動きの中に、あなたらしさがあります。
今日からできる自己分析リスト
① 小学校から今までを振り返る
まずは時系列で、自分の人生を書き出してみましょう。
- 楽しかったこと
- 夢中になったこと
- 頑張ったこと
- 悔しかったこと
- 人に褒められたこと
- 挫折したこと
大きな出来事でなくても大丈夫です。
「文化祭が楽しかった」
「部活で後輩に頼られた」
「アルバイトでありがとうと言われた」
そんな日常の中にヒントがあります。
② 「なぜ?」を繰り返してみる
例えば、
「接客が好き」
なら、
なぜ好き?
↓
人と話すと元気になるから
↓
なぜ元気になる?
↓
相手が笑ってくれると嬉しいから
この“なぜ”を繰り返すことで、自分の価値観が見えてきます。
③ 苦手だったことも書き出す
自己分析は「好き」だけではありません。
- どんな環境が苦手か
- どんな人間関係で疲れたか
- 何がストレスになったか
これを知ることも大切です。
就活では「向いている仕事探し」だけでなく、
“自分が無理をしすぎない環境”を知ることも大事だからです。
④ 人から言われた言葉を思い出す
自分では当たり前と思っていることが、実は強みの場合があります。
- 話しやすい
- 真面目
- 気配りができる
- 落ち着いている
- コツコツ型
- 行動力がある
友達や先生、家族、アルバイト先で言われた言葉を書き出してみましょう。
他人の言葉から気づける自分もあります。
⑤ 「憧れる人」を考えてみる
どんな人に惹かれるかを見ると、自分の価値観が分かることがあります。
- リーダータイプ
- 優しく支えるタイプ
- 専門性を極めるタイプ
- 自由に働くタイプ
「なぜその人に憧れるのか」を考えると、自分が大切にしたい働き方も見えてきます。
“ありのままの自分”でいい
以前も何度か紹介しましたが、
私は 脇役さんの就活攻略書 という本がとても好きです。

ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書 [ 藤井 智也 ] 価格:1870円 |
この本の良いところは、
「すごい自分」になろうとしなくていいことを教えてくれるところ。
就活になると、どうしても学生は、
「もっと立派な経験が必要」
「周りより優秀じゃないとダメ」
と思いがちです。
でも、本当に大切なのは、
“自分を偽らず、自分を理解すること”。
ありのままの自分を理解できると、企業選びも変わってきます。
背伸びした企業探しではなく、
「ここなら自分らしく働けそう」と思える企業に出会いやすくなるのです。
自己分析は、自分を否定する時間ではない
自己分析をしていると、
「自分には何もない」
「周りの方がすごい」
と落ち込んでしまう学生もいます。
でも、本当は逆です。
自己分析は、
“自分の中にすでにあるもの”を見つける時間。
これまでの経験や感情には、ちゃんと意味があります。
すぐに答えが出なくても大丈夫。
焦って「やりたいこと」を決めるより、
まずは自分自身を丁寧に知ること。
そこから、少しずつ「自分らしい就活」が始まっていくのだと思います。

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