週3〜4日、自分らしく働くヒント。これから変わる「社会保険」のルール
少しずつ季節の移り変わりを感じるこの頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
日々の生活を大切にしながら、「これからは気持ちや時間に少しゆとりを持って、週に3日か4日くらいで心地よく働きたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
自分の時間や家族との時間を守りながら働くスタイルはとても魅力的ですよね。でも、いざ「短時間で働こう」と思ったとき、ふと頭をよぎるのが「将来の年金やお金のこと」。
「社会保険に入らないで扶養内や短時間で働くと、将来もらえる年金は増えないのかな?」 そんな不安や疑問を抱えている方に、ぜひ知っておいてほしいこれからの「働き方と制度の変化」について、今日はお話ししたいと思います。
「週3日・1日4時間」で働くと、将来の年金はどうなる?
先日、これからの働き方を考えるうえでとても参考になるニュースを目にしました。 そこにあったのは、「週3日、1日4時間のパート勤務で社会保険に入っていない場合、厚生年金は増えないの?」という、多くの方が一度は悩む切実な疑問です。
結論から言うと、現在のルールでは、社会保険(厚生年金)に加入せずに働いている場合、どれだけ長く勤めても将来の厚生年金の受給額は増えません。
厚生年金は、「納めた保険料の額」と「加入していた期間」で将来もらえる額が決まる仕組みだからです。今の基準では、社会保険に加入する目安の1つが「週20時間以上」となっているため、週12時間(週3日×4時間)などの短時間勤務だと、基本的には対象外になってしまうのですね。
「やっぱり、働く時間をセーブすると損をしちゃうのかな……」と、ちょっと不安になってしまいますよね。でも、実はこれから、私たちの働き方に深く関わる大きなお役立ちの変化がやってくるんです。
2026年・2027年にやってくる!社会保険の「大きなルール変更」
実は、短時間で働くパートやアルバイトの方への社会保険の適用は、これからさらに拡大される予定が進んでいます。
知っておきたいポイントは大きく2つあります。
- 2026年10月(予定):金額の壁がなくなる? これまであった「月額賃金8万8,000円以上(いわゆる106万円の壁)」という収入の要件が撤廃される方向で動いています。つまり、お給料の額に関係なく、「週20時間以上」働いていれば、社会保険の加入対象になる見込みです。
- 2027年10月(予定):会社の規模も関係なくなる? 現在は「従業員数が51人以上の企業」というルールがありますが、これも撤廃される予定です。小さなオフィスやお店で働いていても、条件を満たせば社会保険に入りやすくなります。
つまり、これからは「週に20時間」というラインが、これからの働き方を決めるひとつの大きな目安になっていきます。
「今の手取り」か「将来の安心」か。あなたならどう選ぶ?
この制度の変更を聞いて、「じゃあ、どう働くのが私にとってベストなんだろう?」と考えちゃいますよね。正解はひとつではなく、それぞれのライフスタイルに合わせた選択があります。
①「将来の安心」をコツコツ育てたいなら 例えば、1日4時間勤務のままでも「週5日」にしてみたり、1日5時間にして「週4日」にしてみたり。少しだけ工夫して「週20時間以上」になるように調整すれば、短時間ワークでも社会保険に加入して、将来の年金額を増やすことができます。
②「今の手取りや心のゆとり」を最優先したいなら 一方で、社会保険に入らない働き方にもメリットはあります。お給料から保険料が引かれない分、「今の手取り額」をしっかりキープできることです。「今は何より、心と体にゆとりを持って、週3〜4日できっちり収めたい」という時期もありますよね。
大切なのは「自分で納得して選ぶ」こと
ライフステージの変化に合わせて、働き方のバランスを変えていくのはとても自然なことです。
大切なのは、周りの意見に流されるのではなく、「これからの私は、どんな毎日を過ごしたい?」「将来のために今できることは何?」と、自分自身のキャリアや生き方にまっすぐ向き合って、納得のいく選択をすること。
「週20時間」という新しい目安を頭の片隅に置きながら、ぜひあなたにとって一番心地よい、これからの働き方を見つけてみてくださいね。

この記事へのコメントはありません。