人望のある上司がやっている“小さな習慣”
職場の雰囲気を変えるのは、朝礼ではなく「帰り際」?
毎日仕事をしていると、「良い上司ってどんな人だろう」「心理的安全性のある職場ってどうすれば作れるんだろう」と考えることってありますよね。
役職や立場、あるいは一緒に働く人によっても、心地よい関係性の形はさまざま。特別な面談や評価の場を頑張って設けても、なかなか職場の空気が柔らかくならない……そんなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
そんなときに見つけた、「1日の終わりの何気ない一言が、翌日の職場の空気を大きく左右する」という記事。目からウロコだったその内容をご紹介しながら、日々の関わりについて少し考えてみたいと思います。
心理学が証明する「終わり方」の魔法
記事の中で紹介されていたのは、著者の本田淳也さんによる『リーダーのふるまい大全』という書籍の一節でした。
みなさんは、心理学にある「ピーク・エンドの法則」をご存知ですか? 人間は、その経験全体の印象を、最も盛り上がった「ピーク」と、最後の「終わり方」で大きく判断するという法則です。
これ、仕事のコミュニケーションでも全く同じだなと感じます。 例えば、上司から「明日の朝イチでその件について話そう」と少しきつい口調で言われた日には、家路についた後もずっとモヤモヤして、翌朝会社に行くのが重く感じてしまいますよね。
逆に、「明日また一緒に考えようね」と笑顔で送り出してもらえると、安心してリフレッシュして、次の日を迎えられるもの。 「終わり方」が、その日1日の印象だけでなく、翌日のモチベーションまで左右しているんです。
「帰り際の30秒」が、翌日の8時間を変える
記事に書かれていた、人望のある上司が実践しているという「退勤前の一言」。それは、特別なことではなく、本当にささやかな声かけでした。
- その日の「よかった点」を具体的に伝える (例:「今日のクレーム対応、落ち着いていてすごく助かったよ」)
- 翌日の不安をふっと和らげる (例:「明日の商談は一緒にいこうね、私がしっかりフォローするから大丈夫!」)
疲れてヘトヘトになって帰る帰り際に、こうした声をかけるのは、上司側にとっても少しエネルギーがいることかもしれません。 けれど記事では、「その帰り際のたった30秒が、翌日の8時間を変える」と表現されています。これって、すごく素敵な投資ですよね。
完璧なリーダーでなくてもいい、「小さな思いやり」を重ねて
「良いリーダーになろう」と身構えると、どうしても正しい指導をしなきゃいけない、弱みを見せてはいけない気がして、自分自身が疲れてしまったりします。
でも、人望のある上司というのは、完璧な人というよりも、「部下がホッと安心して明日を迎えられる空気を作れる人」なのかもしれません。
お互いに気持ちよく働くために、今日からできることは、明日へのバトンをあたたかく渡すこと。 今日の帰り際、身近な仲間に「お疲れ様、今日もありがとう」のプラス一言を添えてみるだけでも、職場の空気がふっと優しく変わりそうです。

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